2004.03.24
茶寮 柿里様
(お客様のご要望)
高級懐石料理店として、華やかさではなく、ひっそりとした隠れ家的なお店づくりをイメージされておられ、小さいけど、印象的なもの、昔ながらの和の中に現代的なモダン要素を入れたいとのご要望でした。
(ご提案)
手水鉢、六方石、錆砂利と従来の和の庭に用いる素材に、現代の素材であるステンレスを鈍く光るように表面仕上げしたBOXを特注でつくり、山ゴケと、黒竜、ハトスを植栽しました。 また、内照式のアクリルを竹に見立てた、坪庭には、棕櫚竹をすり鉢に植込み設置してあります。 飾り棚にも、モダンな白い質感のある器に、観葉植物を和のイメージで植え込んであります。
【室内に創った水辺を演出する流れのある導線】
(お客様のご要望)
お客様が通られる、導線の一角に、水が天井から一滴づつ「ポチョン、ポチョン」と落ちる水場のスペースがあり、水の音を活かした、空間演出をご要望いただきました。
(ご提案)
丸くきった窓の手前に、水が落ちるスペースがあり、その前に坪庭が導線上に繋がっています。目の前には、印象的な、真っ赤な信楽焼きの大皿を配し、そこに水が一滴一滴落ちるようにしました。 大皿には、浮き草を浮かべ、その脇に、ひっそりと、トキワシノブのコケ玉を置き、その置くの丸くきった窓辺には、ミニ盆栽を置いて、奥行きのある空間演出を試みてみました。 お客様へのご提案として、この導線全体を水辺の小道とする演出を提案いたしました。 まず、水生植物(アンペライ)を植込んだ、坪庭を通り、奥にある水ばスペースへ入ります。
TEL0766-23-4656
FAX0766-23-4832