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2024.11.06

イタリア国際盆栽作家展で野上社長が指導させて頂きました。

20241106イタリア国際盆栽展

11月6日の新聞記事で紹介頂きました、国際盆栽作家展でイタリア🇮🇹のヴェルーネはソワーヴェの町に日本の伝統文化でありますBONSAIの「心」をお伝えするために僭越ながらお邪魔いたしました。11月8日から4日間、ヨーロッパ中から沢山の盆栽愛好家の皆さんが集まります。初日は皆さんの持ち寄った盆栽を改作するワークショップから始まり、景道の講演、翌日から盆栽展示や小林先生のデモンストレーション、水石の講演会と続いて行きます。ヨーロッパの皆さんの盆栽熱関心の凄さに驚きます。また、夜もレセプションやパーティと続きワインと楽し会話が続きます。慌し中にゆったりと流れる時間とこの地域に住む方々の感性や見て感じる物全てが勉強になります。今回素晴らしこの会に来れて本当によかった感謝です。今回はこの内容を詳しくご紹介いたします。

国際盆栽作家展の会場となる、ヴェローナ県にある、人口約7,200人のまちソアヴェの町にやってきました。2000年以上の歴史がある城壁に囲まれた素敵町です。ワインが有名で城壁の上には干し柿のように甘いワインを作るためにブドウがたくさん吊られています。

会場は街の市役所です。とても歴史を感じる古い建物ですが、とても素敵な雰囲気です。ボランティアの皆さんが会場の設営をどんどん進めておられます。若い人や女性の方など、活き活きととても楽しそうです。

会場の確認をして、時間がありましたので、地元の会長さんが街の自慢のお城を案内してくれました。小高い丘の上にあるお城から見る街はとても美しく街をを取り囲むように広がるワイン畑は圧巻です。流石ワインの名産地です。小林先生と町を歩いていて、2000年以上前に作られた城壁の門や石の建造物が長年の風雨に耐えて朽ちていく姿をみて、わびさびを感じておられることに大変びっくりしましたし、日本より深い歴史をもつこの地域のすばらしさに改めて感動した次第です。
 

翌日の11月8日から展示会場がスタートしました。とてもレベルが高い盆栽のできに目を見張ります。イタリアの山取りしたものが多いそうです。
 

開会式の前に、愛好家の皆さんが持込んだ盆栽を改作するワークショップがスタートです。7名の皆さんの盆栽を一緒に改作していきます。
みなさん素晴らしい出来栄えで満足して記念写真です。
 

作家展オープニングセレモニー・・ハープの演奏とヴェルーネはソワーヴェ市長のごあいさつで作家展がスタートしました。早速小林國雄先生による床の間飾り(景道の作法)

 

開会式から、小林國雄先生による床の間飾りの特別レッスンのあと、お待ちかねの会員の皆さんでの懇親会です。イタリアの懇親会は不思議ですが、開会のあいさつも無く、それぞれのテーブルでいつの間にかスタートして、〆の挨拶も無く延々とワインとおいしい料理を頂きながら楽しい盆栽談議で時間が過ぎていきます。
 

盆栽のデモンストレーションです。今日は二つの山取りの盆栽を小林先生のもと、4人で一気に仕上げていきます。会場は大いに盛り上がります。

 

ベネチア大学教授のアルド・トリーニ先生による「技」についての講演。小林先生による講演「水石の世界」など盛りだくさんで、売店にも人だかりです。私は珍しいイタリア製の鋳物の犬の添景を一つ買いました。売店の皆さんに求められて記念撮影です。
 

半日時間が空いたので、イタリアの世界遺産都市のヴェルーネへ連れて行っていただきました。とても歴史のある素敵な街です。観光客の皆さんも多く、特に、世界的に有名な物語ロミオとジュリエットのまちで、その場所にはたくさんの愛をかたる書き物が壁一面に書かれています。町中が刺激的で素敵なお花屋さんもありました。それから、作家展会場の販売スペースをみて、イタリアの盆栽鉢や、添景鋳物のお店、盆栽道具のお店などいろいろと見させていただきました。私はイタリアの方が作られた鋳物の添景の芝犬を買わせていただきました、最後にお店の方に求められて記念写真を撮りました。

 

最終日、日本盆栽作家協会ヨーロッパ支部会員による「床の間飾り(景道)」についての小林先生のレクチャーしていただく会員限定の講座です。講義では展示作品を使って、片山先生が考案した景道に則った正しい盆栽と水石の飾り方について指導して頂きました。
イタリアでの世界盆栽作家展、盆栽が世界の皆さんに共感され愛されていることを強く感じ、日本よりむしろ若い方や女性の方も関係なく楽しまれていることに大変な驚きと喜びを感じました。小林先生の手元でまじかで時間を共にさせて頂きまして、一番勉強になったのは、実は私かもしれません。
とても充実した盆栽の旅になりました。
 

ヨーロッパ盆栽作家協会は丁度20周年を迎えられたそうで、20周年の記念誌を頂きました。ロッシさんから「君のお父さんの写真もあるよ」と笑顔で言われました、ページを開くと最初のところに2004年、当時ドイツで開催された会場に、山田会長と一緒に写っている父の写真がありました。何かとても不思議な縁を感じます。イタリアのロレンツォ会長、そしてロッシさん、また今回チャンスを与えてくれました、山田会長、小林先生に感謝です。
 

4日間朝ご飯を提供頂いた、ホテル近くのカフェで手作りのイタリアのお菓子をお土産に買いました。また毎日、お昼と晩御飯を頂きましたホテルのレストラン、毎日とてもおいしいお食事を頂き、帰ったら3kgも太っている始末・・マスターにお土産のソワーヴェ自慢のワインを選んで頂きました。
 

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